色々あるすりガラスの模様について

glass_patternすりガラス、という名称を聞いて思い浮かぶのは、白い雲のような模様がかかったガラスのことではないでしょうか。基本的なすりガラスは、一面もしくは一部がガラスの形状に合わせて白く曇っているのが主流なのですが、そのすりガラスの中には色々な模様が存在しており、とても珍しいものも沢山あるのです。

その模様の中で一番印象に残りやすいものとしては、竹の模様がついたすりガラスでしょう。「すりガラスって単純な模様しかできないんじゃないの?」と思われる方も多いと思いますが、現存しているすりガラスの多くはいわゆる「アート」としても評価されている部分があり、過去の日本で多く作られていたのが竹などをモチーフにしたすりガラスなのです。このすりガラスの特徴は、すりガラスが目隠しとしての役割を果たすとともに、インテリアの一つを彩るアクセントとして存在している部分にあります。そのため、このようなタイプのすりガラスは一時期多くの家庭で取り付けられ、そして家族に親しまれていました。

このようなアートとしてのすりガラスの他にも、すりガラスの曇り具合の濃度にグラデーションがあり、自分の好みの曇り具合が選択できるのもすりガラスのメリットであると言えるでしょう。それほどガラスの内側を外から見せたくないと思うような場合は濃度の高いもの、逆に内側が見られてもいいのでちょっとしたアクセントとしてすりガラスを使用する場合は濃度の薄いものを選ぶなど、色々な選択方法があります。

すりガラスにはこれだけ色々な模様がありますので、それを取り付ける側の個性も十分に活かせる種類のガラスであると言えます。そのため、オーダーメイドで自分の好きな模様をすりガラスとして作ることもできますし、既存のものをうまく自分の住まいに取り入れることもできるのです。そう考えると、そんな色々な模様と個性を持つすりガラスを自分の家にも取り入れたくなってきてしまいますね。