我が家の自慢の窓ガラス

boast_windowわたしの家はお金持ちではありませんから、自宅でだって決して豪邸というわけではありません。それでもわたしは友達を家に呼ぶのが大好きです。最初にわたしの家にきた友達は、たいていの場合その外観をみて驚き、中に入ってもう一度驚くからです。

わたしの家の自慢は窓ガラスです。窓ガラスの何が自慢かというと、よくお洒落なサングラスや自動車のガラスの一部、あとは高層ビルディングの窓ガラスなんかが鏡になっている場合がなっている場合があると思うのですが、わたしの家の窓ガラスがまさにあれと同じなんです。

最初にわたしの家にやってきた友人は、家に近づくにつれ二階の窓ガラスが日光を反射していることに気がつき、驚いてくれます。もしも気がつかないコの場合、わざと二階を指差して、「ほらあそこがわたしの部屋だよ」と言います。わたしの部屋の中まで行くと、さらに友達は驚きます。内側から見ると、鏡だったはずの窓ガラスが、普通の窓ガラスと変わらないからです。大抵のハーフミラーは外から見ると鏡でも、なかから少し薄暗いようなガラスに見えたりしますが、うちの窓ガラスは熱線反射ガラスという種類なので、内部からは普通のガラスとほとんど変わらないそうです。
それとわたしの部屋は夏場でもかなり涼しいです。友達も涼しいといってくれます。クーラーをそんなに強くかけなくても涼しいのは、窓ガラスが熱を通しにくいからだそうです。おかげで省エネです。

もうひとつ、わたしのお姉ちゃん部屋の窓ガラスは、ベランダに面していることもあって防犯ガラスになっています。見た目は普通のガラスですが、二枚のガラスの間に特殊なフィルムを挟みこんであるのだそうです。それでなんで防犯ガラスなのかというと、この丈夫な特殊フィルムのおかげで泥棒が窓ガラスを突き破って侵入することがなかなかできないのだそうです。ただ、そっち防犯ガラスのほうは友達に話してもあまり感心してくれません。